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大震災のあと、不動産屋は・・・

東北関東大震災から、10日経とうとしています。

人によって感じ方は違うでしょうが、私は、混乱のうちに10日間があっという間に過ぎて行きました。

東北地方を中心に、被災された方には心よりお見舞い申し上げます。

宇都宮では、人的被害は少なかったものの、建物等には深い爪痕を残したようです。

当社管理物件に2階建ビルがありますが、屋根が洋瓦葺きになっています。

これがこの震災で、瓦が暴れ、一部が落下し、残った瓦、しかも先端が鋭利になっているデザイン瓦

が余震や風でいつ落下してもおかしくない状況となりました。「これは人命に関わる」。

そう思った私はすぐさま足場屋さんを手配しましが、時既に遅し。「1・2週間は手が回らない」とのことでした。

悩んだ末、高所作業車を手配し、馴染みの大工さんに頼みこんで、一緒に屋根に上ることに。

2階建てとはいえ、地上約17m。命綱なしで危険な瓦を外し、暴れた棟をガムテープで固定していく大工さんを

当方も命綱なしでセコンド。一瞬たりとも気を緩められない。死と隣り合わせの気分を味わいました。

雨漏り防止のシートを掛け、作業が完了するまで約5時間。その日は冷たい北風が吹き荒れ、手足の感覚がマヒ状態。

心身ともに疲れ果てました。

今、放射性物質の人体への影響が話題になっていますが、この経験の後では、なんだかピンとこない感じです。

不動産屋でも、命懸けで何かをしなければいけない、どうしようもない時があることを認識しました。

最後に、命を張って作業を遂行してくれた大工のSさんに感謝×100。 

更新日時 : 2011年03月20日 | この記事へのリンク : 

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