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皆様あけましておめでとうございます。
佳き新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
さて、弊社は、御蔭さまをもちまして、今年会社設立40年目を迎えます。
40周年の年頭にあたって、胸に去来するものを記しておこうと思いましたので、よろしければ
お付き合いください。
私は、5年前、先代社長(故人)の書いた会社設立時の挨拶はがきを偶然見つけたのですが
これをいつもカバンに入れて持ち歩いております。
その内容を少しご紹介させていただきます。
先ず、***宅地・建物は吾々の生活の基盤となるものであり、又、最も貴重な財産であります。
この取引に当たりましては、深い知識と細心の取扱が望まれる訳でありますが、何にも況して
大切なのは業者の「心構え」かと存じます。私は信義を素とし、常に誠意を以て事に当たり皆様の
信頼に応えて参りたいと存じます。***とあります。
これは私自身が不動産業界を目指し就職活動をしていた学生時代に胸に抱いていた考えと
図らずもほぼ一致しており、大変驚きました。
この「信義・誠意・細心の取扱」は大福不動産のすべての原点、DNAです。
そして私の不動産業への心構えです。
加えて、学生時代からの思いとして「不動産・都市開発をとおし、住まいや街に
新しい価値を提供したい」という思いもありました。大言壮語で憚りますが、こんな気持ちも
大切にして参りたいと考えています。
このはがきには、設立当時(昭和46年当時)の社会背景が記されています。
***「北関東大規模都市建設構想は夢でなく実現させる--。」これは昨年宇都宮で
開催された1日内閣での佐藤首相の明言でありました。首都圏整備委員会の宇都宮100万年構想も
今や150万都市に拡められようとして居ります。東北縦貫道路も47年秋開通の予定、東北新幹線の
建設促進、東北線の複々線化など、これから当地域を大きく変容さすような事象が生じて参りました。***
とにかく「列島改造」いけいけどんどんの時代だった訳です。オイルショックなどはありましたが、
地価が右肩上がりに上昇したことは、周知のとおりです。宇都宮100万都市構想なるもの
は知りませんでしたが、この40年間にインフラは整備されたことは事実です。これからは
これらのインフラをいかに利用し意義あるものにするかが重要です。
☆ ☆ ☆
バブル崩壊以降、資産デフレ、経済低迷、不動産業を取り巻く環境は大きく変化致しましたが、
設立40年を機に、大福不動産の原点(DNA)はどんな時代にも流されることのない普遍的ものと
一層励む決意を致して居ります。加えて、こんな時代だからこそ、知恵・工夫、新しい価値・サービスを以て、
皆様のお役に立つことが肝要と心がけております。
企業の寿命が30年といわれるなか、設立40年を迎えられたことは
一重にお客様、地域の皆様、お取引関係各位、提携業者様等のご厚誼の賜物と厚く御礼申し上げます。最後に、
***皆様には、何卒一層のご指導お引き立て賜りますようお願い申し上げます。***
と設立挨拶はがきと同じ言葉で結ばせていただきます。
更新日時 : 2011年01月03日 | この記事へのリンク :