宇都宮の不動産通信大福袋ログ

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「在宅勤務~テレワーク」の功罪

日立製作所・富士通は6割以上をテレワーク、コロナ禍が過ぎ去っても変えない

コロナ禍対策としてのテレワークは大手企業を中心に導入が進んでいます。「非接触」であるテレワークははコロナ対策としては最も確実で、感染拡大フェーズでは効果的な対処法でしょう。また、デジタル化対応に遅れをとっている日本では、テレワークはDX(デジタルトランスフォーメーション)を推し進める端緒にもなるでしょう。だからと言って上記2社のようにアフターコロナもテレワークを決め込むというのは理解に苦しみます。

米国 IBM、ヤフーはテレワークを廃止、グーグル、アップルもオフィス勤務が一般的。
日本でも在宅勤務者の6割が「効率の低下」を感じている


事務処理や情報伝達、知識の習得はできますが、議論を戦わせて1つの結論を得るとか、難しい交渉の中で双方ギリギリの着地点を探るのはリモートでは厳しいのではないでしょうか。決まったことをしゃべるだけなら遠隔通信で構わないが、偶発的に生まれるプラスアルファのアイデアは直接会えばこそ生まれるものでしょう。コロナを克服したら日本は「非接触」から早期に接触型の経済に戻す必要があると思います。

テレワークが常態となる日立、富士通などはそこで「真のエンジニア」が育てられるのでしょうか?

先輩後輩が入交りアイデアを吟味し、時に一杯飲んで本音で議論する場、「ワイガヤ」の状態をオンライン上に作れるのか。
「オンライン飲み会をするから、自宅で気軽に何でも言え」と言われてもなかなか・・・ですよね。
人との接点は消え社員「傭兵」化します。傭兵は条件次第で転職します。ワイガヤ無しで本当に技術革新は可能なのでしょうか?本来、テレワークは企業存続に係る極めて大きな経営判断といえます。

オンラインといえば、大学のリモート授業のいたずらなる延期が学生の心理・精神を蝕みつつあり社会問題化しています。大学側も前例のない状況のもと、腐心しているものと思われますが、「取り敢えず安全」を盾に責任回避でリモート1本やりに安住(横並び)している面が垣間見られます。もう勤労者は(県をまたいで)通勤しています。講義時間を小間切れにしてクラス人数を減らすなどの工夫をして対面授業を再開すべきです。学生こそ「ワイガヤ」で成長するものです。

更新日時 : 2020年09月12日 | この記事へのリンク : 

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